◆現在の状態を教えて下さい(事前アンケートによる)
◆イップスの症状について、どなたかに相談されていますか?
チームの同僚、先輩、後輩
<コーチング・コース>
イップス症状改善コーチング
<最初のキャッチボールを見た感想(特徴)及び、その後の指導>
きっかけはいつだったか分からない。明確に思い当たる点はないが、多分捕手をしていた時かな・・?と。いつの間にか、投げることが難しくなったとのこと。
塁間以上の距離は良いが、塁間より短い距離が全く駄目だと言う。
早速キャッチボールを行った。確かに投げ始めの3、4メートルの距離から胴体がブレてしまい、投げづらそうであった。ボールの回転もスライダー回転。横ブレ(左右)があった。制御が利いていない状況が見てとれた。ただ、距離が広がるとともに、次第にボールが安定し始めた。といっても前方へ突っ込みながら結果オーライのボール。何とか制御が出来ている状態であった。一旦キャッチボールを終了し、原因の説明に入った。
なぜ、そのような身体制御が利かない投げ方になってしまうのか?なぜ、短い距離が難しいのか?その原因を説明した。また、制御が利かない動作、違和感のある動作がメンタルへ影響を与えていくことを説明した。合点がいった様子であった。
原因を理解いただいたので、早速注意点を伝え、キャッチボールに入った。
いきなり5、6球目からボールの回転に変化が見え始めた。きれいな回転が生まれてきた。途中聞いてみた「どう?」と「いい感じです」と答えが返ってきた。変化が早い!
更に距離を広げて10m程に広げてみた。ボールの方向もぶれることなく、私の顔近辺ばかりにボールが届き始めた。本人に聞いてみた「いい感触です」と答えていた。
その後、更に安定感を増す為に特許出願中の「イップス改善用トレーニング装具」装着頂いた。その後のキャッチボールでは、更に素晴らしいボールが生まれた。投げる姿を見ていても”心地良さそう”。放たれたボールの質の変化には驚いた。まるで安定感ある投手のボールのよう。
その後変化も早かったので、残りの40分程は、再現性を高める為にキャッチボールの反復練習を行った。リクエストもあったので、助走を付けた投球も行った。好感触であった様子。最後に再現性を高める練習のポイントをお伝えした。
「ボディコントロール→ボールコントロール」
「ボディコントロール→バットコントロール」
受講後アンケート→2406④受講後アンケート
トレーニングサポート研究所
所長 松尾 明