イップスの直し方

イップスの直し方

各種競技の動作の基礎からフォームを作り直す手法をとっています

神経科学の領域では、過度な同一動作によって起こるイップスの症状を、「神経の可塑性による変化」と言っています。可塑性とは、粘土に例えた場合、粘土の塊を指で押すと当然へこみます。そして粘土から指を離すと、押された分だけ凹んだまま、元の形には戻りません。この性質を「神経の可塑性」と言います。この神経の可塑性の性質によってイップスが発症しているというのです。

従って当研究所では、これらの前提をもとに、イップスによって定着してしまった意に反する運動プログラム(崩れたフォーム)を、逆に各関節が機能的に連動し、安定動作が可能なシステムに構築し直す(再構築する)手法をとっています。つまり逆に「神経の可塑性」の性質を活用する考え方です。どこから、どのように再構築するかというと、各種競技の基礎動作から、フォームを作り直します。プロ等パフォーマンスレベルの高い方にとっては、過去の動感と接続される瞬間がやってくるかと思われます。一方アマチュアの選手にとっては、初めて体験する動感だと思われます。とても心地よく新鮮に感じられるかもしれません。
本コーチングは、イップスによって、連動性、再現性を著しく低下させてしまった選手に対して、運動動作の基礎的な学び直しのノウハウを提供する手法です。具体的かつ実践的なレクチャーを行っています。

また、単なるノウハウの提供だけではありません。モーションの前後及び最中において知覚される運動感覚についてまで言及します。どのような動感(運動感覚)ならOKなのか、どのような動感(運動感覚)ならNGなのか、コーチが原体験として理解していますので適切にアドバイスします。それまでの不随意運動からの脱却を図ります。選手の身体特性を鑑みて個別にアドバイスし、心地良い動きを引き出し、照合を図ります。動作も限りなくシンプルにし、自動化を図ります。

基礎的なフォーム再構築までのイメージ

基礎的なフォーム再構築まで階段状に上がっていくイメージ図

1.動感(運動感覚)の再構築 ※手応えを得る

投球時における適切な重心位置を獲得する。重心の安定した投球動作は、安定したフォーム(型)の基礎をつくる。安定したフォームは、次第に手応えを感じ、投球動作の運動イメージを喚起します。

2.連動性を高める ※”快”な動きを得る

上半身と下半身及び左右との連動性が高まることで、より”快”の感覚を引き出します。連動性が高まることで、オーバーラップしている動きが次第に緩和される。「投げていて心地良い、ストレスを感じない」といったコメントが聞かれるようになります。心地よい“快”な動きは、自ずと嫌な失敗イメージを軽減し、スムーズに成功体験を重ねて、好ましいセルフイメージ(動作イメージ)が生まれていきます。

3.再現性を高める ※安心感を得る

動感(運動感覚)を再構築し、連動性ある動作を発現出来るようになると、あとは、その好ましい動作に再現性を持たせるための反復動作を行う(過剰にならないよう、セーブしながらフォームの基盤固めを行う)再現性の高い動作は安心感を得る。


上記イメージを具体的に転換したプログラムが「イップス克服コーチング」です