イップスの治し方

1) 注意!やってはいけない5つの練習

①ネットスロー(2、3ⅿ前にネットを設置し、防球ネットに投げ込む練習)

理由:かえって逆効果。手先への過剰意識が増幅します。リリースポイントを定める為に行っているようですが、絶対におススメしません。稀に「自分はネットスローで、イップスが良くなった」という声を耳にしますが、ネットスローで良くなったというより、他の要素(コンバートやノースロー、根本的な投げ方の変更等)の結果だと考えられます。

②天井投げ(寝転がり、天井に向かって投げる行為)

理由:かえって逆効果。手先への過剰意識が増幅します。イップスは「手首が利いていない」ということで、スナップスローを勧める方がいますが、絶対におススメしません。手首が利いていないのは結果であって、原因ではありません。手首に過剰意識がはたらき、手首と腕の連動性を更に欠いてしまう恐れがあります。

③シャドウ(利き手にタオルを持ち、タオルを振る。投げる動作を行う)

理由:腕でタオルを振ることばかりに意識が向かいます。投げる行為は、腕を振ることではありません。又、闇雲にシャドウを行ったからといって、フォームが固まるわけでもなく、コントロールがつく分けでもなく、球速が上がるわけではありません。シャドウにはやり方があります。タオルを持たないシャドウをお勧めしています。

➃遠投

理由:遠投も逆効果です。お勧めしません。いくら「練習でいつもやっていることだから・・」と言っても、不連動なイップス状態で肩肘への負担の高い「遠投」を行うと、故障に繋がる可能性が高いです。投げれば投げる程、本来の感覚から遠ざかってしまいます。

⑤テイクバックやトップ位置の過度な修正練習

理由:局所修正はよくありません。テイクバックやトップ位置にこだわり、過度な意識操作を試みると動作の自動化は崩壊に向かいます。導入の仕方を間違えると、利き手が頭部に衝突して投げられなくなったり、余計な動き(不随意な動き)が生まれやすくなり、もとに戻らなくなってしまいます。

※これらやってはいけない5つの代表的な練習は、これまでのイップス克服指導の実践知から得られた貴重なノウハウです。誤作動が続くイップスの選手が行うとかえって逆効果になりかねません。注意が必要です。

2)イップス改善、克服への道筋

「もしかしたらイップス?・・」と思ったら、必要以上に投げることは避けて下さい。慌ててどのフォームが合うか?・・と、リリースポイントや肘の高さ、投げ方を変えたりしないことです。出来ればノースローです。期間は個人差がありますが、最低2週間程は何もしないことをお勧めします。

出来るなら一時的に故障者(DL)とすることをお勧めします。
キャッチボールを再開しても、何ら違和感が取れない場合は一度ご相談ください。「初回限定無料相談(初めての方へ)」 また、不随意運動が激しい場合は、神経内科等の医師へ相談されることをお勧めします。

尚、当所が行っている指導法は一貫しています。本来の自然な動作を喚起する為、重心線、重心をキーワードとした独自の技法を取っています。良好な知覚、運動によって認知に変化を及ぼします。スムーズで連動性の高いフォーム(型)を最初のステップから再構築します。機能的で心地良い本来の動作感覚を喚起します。

2017-07-05

➀投球概念の再構築

投球時における適切な重心位置を獲得し、根本的な投球動作の再学習が必要。重心の定まった投球動作は、本来のフォーム(型)を取り戻し円滑な動きを生み出します。その仕組みを改めて理解することが重要です。その後、オーバーラップしている動きを解いていきます。

②連動性を高める

上記➀に付随し、上半身と下半身及び左右の連動性を高める動作を再構築することが必要になります。連動性が高まることで「投げていて心地良い、ストレスを感じない」といった良質な感覚(手応え)が生まれてきます。イップスを改善、解消する為には連動性ある円滑な動作の実体験が必要なのです。

➂再現性を高める

投球概念を再構築し、連動性ある動作を発現出来るようになると、後はその好ましい動作感覚に再現性を持たせることが必要になります。
※この状態になって初めて反復練習(遠投、投げ込み)が可能になります。


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