群馬県の高校2年生(外野手)が改善レッスンに来所しました。

群馬県の高校生2年生(内野手)が、改善レッスンのために来所いただきました。

最初にお父様よりお申し込みがあり、息子様(高校2年生)の現状についてお聞かせいただきました。中学生頃よりイップス症状に悩まされ、これまで試行錯誤を続けてきた様子。周囲からもアドバイスを受けてきたもののなかなかうまくいかず連絡がありました。

【症状】※事前アンケートによる

身体をうまく制御できない、よくすっぽ抜ける、よくひっかかる、キャッチボールの相手まで届かない、リリース時の感覚がない。

【状態観察・レクチャー】

まずはお会いしてまもなく、本人よりイップス症状が出始めたきっかけから、現状にいたるまでを直接お話をお聞きしました。

お話をお聞きしたあと、すぐにアップ。身体をほぐしていただきまもなくキャッチボールへ。

本人、お父様がおっしゃるとおり、リリースがうまくいかず、特に塁間より短い距離になると苦手な様子が十分伝わってきました。明らかに”利き腕”のみで操作させている(操作せざるを得ない)状態が見てとれました。

そして身体が自由に動作できない理由も、じかに目で見てあらためて理解いたしました。やはり見てみないとなんともいえないものです・・。

そうなってしまう”原因”(イップス症状の原因)を指摘し、その改善策について実際のキャッチボールを行いながら、構造的にレクチャーさせていただきました。

なぜ身体が制御できなくなるのか?、

なぜリリース時に感覚がなくなるのか?

なぜ心と身体(神経)が連動するのか?

・・・説明させていただきました。

本人も合点がいった点が多くあったらしく「だから・・ですか」と納得いっている様子でした。

塁間の半分ほどの距離を100球~200球ほどは投げたでしょうか・・次第に身体のコントロールが利きはじめ、ボールがキャッチボール相手(私)の中心に定まり始めました。すると「あー指にかかってます!!」といった声が聞かれはじめました。

久しぶりだったのでしょう。キャッチボールが楽しいと感じたのは。

あとはポイントを押さえて、距離の短いキャッチボールを数千回、数万回、数兆回と無意識に落としこめるまで行うことです(4~5mの短い距離なので肩、肘に負担がかかりません)。

トレーニングサポート研究所

所長 松尾 明

 

 

 

 

 

 

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