イップス克服コーチング受講者の悩み（事前アンケートより）
◆現在の状態を教えて下さい
・動作をうまく制御できない
・リリースポイントが分からない
・よくすっぽ抜ける
・よく引っかかる
・リリース時、手からボールが離れないことがある
◆悩み始めたきっかけは何ですか？
・試合での暴投
◆悩み始めた時期から、現在までどの位の時間が経過していますか？
・約3ヶ月前
松尾の感想（特徴）及び指導
◆最初にキャッチボールを見た感想
・投げる方向へ突っ込んでいた（インステップ）
・リリースに力が伝わっていないのが見て取れた。
・短い距離でのスピードの強弱が難しい様子であった。
◆イップス克服コーチングでの指導と感想
ステップ足の着地とトップのタイミングが合っていなかった。理由は投げる方向へ突っ込んでいることが原因であった（ステップ足はつっかえ棒のようになっていた）。又、そのせいもあってか、肩肘、手首を固めた感じで投げないと、コントロールが難しい様子であった。
塁間程の距離を100球程は投げただろうか。思っていた以上に早く改善が見られた。左右の横ブレが一気に減少。ボールの回転数も上がってきたように映った。体軸もつかみ始めたのか、キャッチボールの球数が増えるごとに、体幹制御が利いてきた様子。見るからに身体中に力感がみなぎるようになってきた「ばっちりです」。とまで言葉が出ていた。確かにさっきまでは何だったんだろう？・・と言えるようなコントロールとスピードに変わっていた。
その後はシチュエーションを想定し、テンポの速い送球、ゴロを捕球後の送球、ランニングスロー時の送球等、実践に少しでも近づけて送球練習を行った。心地良さそうであった。
「ボディコントロール→ボールコントロール」
「ボディコントロール→バットコントロール」
受講後アンケート→1508⑥受講者アンケート
トレーニングサポート研究所
所長 松尾 明