明けましておめでとうございます。例年にない年末年始を迎えていることと存じます。
今年は、より希望に満ちた1年としたいですね。
さて、当研究所の姿勢は今年も変わりません。たかがイップス、されどイップスですが、誤解を与えるような情報が未だ数十年と変わらない情報が流れ続けております。その点を誤解のないよう、より“事実“を伝えていきたいと思います。
以下、昨年後半から今年にかけて、当研究所のトピックスです。
- イップスは心の病ではない（精神的、メンタルが原因ではない）
昨年９月NHKBSで放送された「又吉直樹のヘウレーカ」の番組で、神経科学者、スポーツ心理学者である、工藤先生（東京大学）がご出演され、イップスについて事実を語って頂いたことは、私にとっては、大変心強い出来事でした。工藤先生は既に2008年に「イップスは心の病ではない」と研究結果から公然と述べていました。ですが、何故か、そのような情報が今日まで届かずにいました。その点において、今回メディアが取り上げてくれたことは、大変反響の大きいものでした。
- 「重心線プレート」特許取得
当研究所が約６年前より構想しておりました「重心線プレート」ですが、昨年６月に特許を取得することが出来ました。これも周囲の皆さまに背中を押され、ご支援頂いたおかげです。この場を借りて御礼申し上げます。ありがとうございました。今後も、一人でも多くの選手の改善、復活の助けになればと思っています。
- ホームページのリニューアル
昨年１２月２４日、イップスとは、イップスの原因、誰にでも誤解のないように理解頂けるように、ホームページをリニューアルしました。今回新たに創設したページは、真摯に活動していらっしゃるイップス研究者のHPやブログをご紹介するページと。当研究所のノウハウを提供するために、指導者向けのプログラムも設定致しました。
昨年のトピックスを、更に展開していけるよう今年も引き続き取り組んでまいります。
皆さまのご支援をどうぞよろしくお願い申し上げます。
令和三年元旦
トレーニングサポート研究所
所長 松尾 明