「充実した2時間で、とても好感触‥」(中学生・東京都・捕手)

事前アンケート及び当日のヒアリングから

◆現在の状態を教えて下さい

・リリースで、よくひっかかる(地面にたたきつけてしまう)
・短い距離のキャッチボールが苦手
・投げると、対角線にばらつく(例:右投げの場合、相手の左斜め上、及び相手の右足付近へのショートバウンド)

◆悩み始めたきっかけは何ですか?

・予期せぬ暴投

◆悩み始めた時期から、現在までどの位の時間が経過していますか?

・1週間くらい

◆イップスについて、どなたかに相談されていますか?

・親

◆これまでの経緯(概要)

コロナ禍による練習自粛解除後、久しぶりの練習再開。その3日目だった。その日は雨天のため体育館での練習。何故だかキャッチボールでショートバウンドが続いた。特に相手に緊張していたわけでもなく、体育館が狭くて投げにくい環境であったわけでもない。リリース付近で、手首がおかしな感覚になっていた。
その日は、肩の痛みも僅かにあったため、指導者に申し出てノースローにさせてもらった(肩の痛みを庇ったという意識はない)。数日後、またキャッチボールを行ったが、状況変わらず。その後はリリース直後に地面にたたきつけてしまったり、球速を加減したふわっとしたボールしか投げられなくなっていた。腕を上手く振ることができなくなっていた。

◆所感

キャッチボールの初球から反射的に肘が屈曲していた。リリースでの腕の振りが減速していた。腕を振りたいけれども、腕が振れない。もどかしい様子が見て取れた。投げたボールの行方のほとんどが対角線にバラついていた。ショートバウンドか、抜けるボールが交互に届いていた。ほんの数分投げるだけでも、投球動作そのものが辛くなってくる様子が伝わってきた。
なぜこのようなことが起こるのか、どうすれば良いかを説いていった(お父様にも同席頂いていたので、息子さんの傍でレクチャ―している内容を聴いていただいた)。
レクチャー後、1回目からいきなり「さっきより投げやすくなった」。2回目は「気持ちがいい」といったコメントが聞かれた。予想以上に早い段階で効果が表れ私も驚いた。
以降は、本来の球速であろう。捕手とは思えないキレのある球を投げていた。3~5ⅿ程の近距離のキャッチボールも難なく投げていた。ショートバウンド、暴投が1球もなくなっていた。3回目、再現性の確認を行った。変わらず好感触を得ていた。暴投もなかった。

「ボールコントロール」→「ボディコントロール」

◆受講後アンケート→202231thj受講後アンケート

トレーニングサポート研究所

所長 松尾 明

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