「グラウンドで投げる感覚がなくなった時の対処」(一般・茨城県・内野手)

茨城県の一般(内野手)が、イップス症状改善コーチングを受講しました。

<現在の状態を教えて下さい>※事前アンケートによる

・よくすっぽ抜ける
・よくひっかかる
・リリース時、感覚がない
・力感がない
・力が入らない

<ご希望のコーチング・コース>

「イップス症状改善コーチング(120分+30分) プラス1」

<最初のキャッチボールを見た感想(特徴)及び、その後の指導>

・肘を使って投げる動作プログラムが強くはたらいていた。
→肘に焦点が当たり過ぎていた。肘を送り出すスローイングの意識はかえってイップス症状を助長してしまう。投げるという動作は連動が必要。連動する為の軸のとり方をレクチャーした。※軸については、頭で理解しても、なかなか身体で実感することが難しい為、軸をつくる為の軸足のどこに焦点を当てれば良いかを説明した。
また、軸が出来ているか、出来てないか、どこで判別するかを説明した。内発的な気付きを促すコーチングを行った。

・体重移動の前後移動幅(体重移動)が激しかった。
→リリースするまで体重移動は極力最小限に止めなければならない。むしろリリースするまでは体重移動しないようレクチャーした。

・投げる相手に正面を向いたまま投げる”正面投げ”を行っていた。また、軸足のつま先が送球方向に向いていた。
→投げる方向に正対してはならない。また、軸足のつま先を投げる方向に向けてはならない。なぜなら、相手に正対したり、投げる相手につま先を向けてしまうと、軸を感じることができなくなり、かつスウェイも起こりやすくなる。

約2時間のレクチャー。その後1時間の休憩。そして1時間のレクチャー。
時間を置くことで再現性を確認した。実施したことはキャッチボールとバットスイング。
キャッチボールは、超近距離キャッチボール(3~20m程)を沢山行った。
バットスイングでは、軸とは何か、軸をどうやって感じ取ることが出来るかを説明した。バッティングの軸を感じ取ることが、送球に連鎖することを実演を交えて指導した。

何が良くて、何が良くないか?という区別が実感に得られた様子。投げていてスムーズに投げられた。という実感が出来たことが良かった様子。
新しい動作の記憶を促す為に、超近距離キャッチボールと身長の高さを維持するバットスイングで地道に練習を重ねて欲しい。

「ボディコントロール→ボールコントロール」

「ボディコントロール→バットコントロール」

受講後アンケート→201506⑦ 受講後アンケート

トレーニングサポート研究所

所長 松尾 明

 

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