「投球動作が崩れてからの15年間、色々なこと・・」(社会人一般・東京都・指導者・内野手)

◆事前アンケート(ヒアリング)から

131006o受講前 アンケート
遡ること15年前、高校1年生の頃。当時の指導者より「両腕を大きく広げるように投げなさい」、「利き腕は肘から上げるように」と指示を受けて試みた。だが、諸々の動きのタイミングが合わなくなっていった。いつかは良くなるだろうと続けていたら、リリース前に手が頭に当たるようになった。あまりに続くためサイドスローに変えた。何とか投げられるようにはなった。ただ投げていても心地が悪かった
高校3年になると、更にその心地悪さは悪化した。そのまま無理に投げ続けたからか、腕を骨折することも経験した。
大学でも野球は続けたが、殆どがリハビリ期間に充てられた。キャッチボールは出来るようにはなったが、手が頭に当たる症状は変わらなかった。
大学卒業後は本格的な野球から退いた。だが好きな野球は続け、いつしか中学野球(硬式)の指導者になった。今でも投げると頭に当たる。何とかしたいと思いレクチャーを受けることになった。

◆受講後アンケート

131006o受講後アンケート
レクチャーの一通りの流れを説明し、早速キャッチボールを開始。一見すると、頭に当たっているようには見えなかったが、動画で観ると側頭部に当たっているのが見て取れた。何故頭に当たるのか、どの動きから頭に当たる動きにつながっているかを口頭で伝えた。思いもよらなかった様子であったが、合点がいった様子であった。
キャッチボール開始の2回目までは大した変化はなかった。だが3回目より頭に当たらない投球が出来てきた。「あっ」と声を挙げていたので何かに気づく瞬間があった様子。その後も少しずつ、頭にあたらないボールが出てきた。心地が良い動作とそうでない動作が少しわかってきた様子。投げられるようになってきた。ただ、まだ半分程度の確率であった。本人は久しぶりの感覚で喜んでくれた。
とはいえこれからが本番。どのように再現性を高めていくかをレクチャーして終えた。

トレーニングサポート研究所
所長 松尾 明

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