正しく投げるために

正しく投げるとは、重力を効果的に使う投げ方のこと

すなわち、再現性の高い投げ方のこと

重心が整った投げ方(キャッチボール)が出来るようになると、コントロールや球速調節が各段に増していきます。結果、球速アップが見込まれます。また外部環境(プレッシャー等)に左右されることも減ってきます。腕力で投げなくて済むため本来の能力を効果的に発揮し、筋力を効率的に出力することが可能となってきます。
重心の安定によりフォームに安定感が備わります。再現性が増し、パフォーマンスの自信(心のゆとり)につながります。結果周囲がよく見えるようになります。
様々な動作改善や、筋力強化を繰り返しても良い感覚が得られず、望む結果につながっていない場合、重心が取れていない可能性があります。重心が取れていないと指先や手首、肩肘の軌道、体重移動等、あらゆる箇所が気になる傾向にあります。早めに自身の重心を実感し獲得する必要があります。

重力に対して正しい投げ方

重心制御理論

重心制御理論(以下本理論)とは、重力を効果的かつ効率的に活用したフォーム構築理論です。投球動作の基礎、基本を構築します。それは地面反力(床反力)を的確に捉え、安定したフォームを構築する考え方です。体の重さ(自体重)を効果的に活用し、身体を動かしやすくする技法です。

本理論を導入するうえで、欠かせない要素が3つあります。それが「重力」「重心線」そして「重心」です。最終的に大事な要素が「重心」であるため「重心制御理論」と称しています。円滑な動作を創り出す(改善する)”核”となる要素です。

さらに本理論は、関節の機能的な運動連鎖を引き出すために、重心周辺の部位制御にも着目し、レクチャーしています。個々の運動特性に合わせた運動連鎖を引き出し、選手本来のポテンシャルを最大限に引き出します。※個人差はありますが、果を実感するまでに、早い方でも2、3時間は投げる必要があります。

重心制御理論はどうやって生まれたのか

本理論はイップス改善によって生まれた理論です。それまで自然に出来ていた動きが突如出来なくなり、再び出来るようになるまでの過程で得られたフォーム構築(再構築)理論です。運動感覚を究極まで言語化し体系化したプログラムです。また、卓越したパフォーマンスを発揮し続ける選手の再現性の高い動きと、なかなか思うようなパフォーマンスを発揮できない選手(イップスや怪我等)の動きの”差”について、その運動感覚の違いを言語化し、生まれた理論でもあります。

逆転の発想から生まれた「重心線プレート」

「重心線プレート」は、もともとはイップス改善のために製作した装具ですが、様々な状態の選手に使用してもらううちに、イップス以外の選手の球速及びコントロール向上にも効果があることが分かってきました。「重心線プレート」は、重力、重心線、重心の3要素を身体で実感できる装具です。
装着後に実感する身体の安定感と、動作の施しやすさは他にはない感覚かと思います。自身の体を支える絶妙な重心バランスと、手足の操作感がより改善されてくることを実感されるはずです。
※「重心線プレート」は、特許商品です。
※「重心線プレート」は、正しい投げ方のレクチャーにおいて、必要に応じて(ご希望に応じて)使用しています。

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