イップスに悩む選手に周囲ができること

イップスに悩む選手に周囲の方ができること

イップスについて、周りの方が出来ること(指導者、他選手)をお伝えします

  • イップスについて正しい知識を持つこと
    詳しくは本ホームページの「イップスとは」のページをご覧ください。

イップスの原因は、精神的なことではありません。従って「メンタル、メンタル」だと言わないこと。そのような言葉を使えば使う程、かえって自己肯定感や自己効力感を低下させていきます。
例えるなら、骨折をした選手に、精神的な弱さ(メンタルの弱さ)が原因と言っているようなものです。また、肉離れを起こした選手に、無意識のエラー、無意識の誤作動が原因だと言っているようなものです。

  • 過度なプレッシャーを与えない

そもそも機能的な動作が出来ない状態の選手(イップスの選手)に、プレッシャーをかけると、どうなるかは誰でも想像出来るかと思います。もしプレッシャーかけて動作をさせると、イップスではない選手とは比較にならない程、運動制御が困難になり、更に”イップス”の症状が酷くなってしまいます。プレッシャーをかけるのは、一連の動作が出来上がった後、実践的な練習に入ってからの話です。この点は選手育成にも通じる話です。

  • ノースローを勧める

イップスは、運動障害であるため無理に投げさせないこと。特に本人の動感(運輸感覚)が好ましくない状態でのキャッチボールは、かえって好ましくない動作が更に定着しやすくなります。従って、暫く(最低2~3週間)ノースローを勧めてください。イップスになっている当該動作をさせないということです。オフシーズンであれば、キャッチボールも、シャドウも全くさせない(投げる一連の動作を控えてもらう)。その間、他のトレーニングを勧めてください。