愛知県名古屋市在住のアマチュアゴルファーのイップス改善レッスンを行いました。ゴルファーへのイップス改善指導は初めてでしたが、予想通り野球のスローイングに通じるものが多々あり、また根幹たるものが同様であったことが、今回あらためてわかりました。
ご相談いただいた内容は主に次の通り。
・「バックスイングをしたポイントから下に振り出すことができない。特に距離を出そうとすればするほど振り出しができない」
・「考えながら打ってしまう。ああしよう、こうしようと」
確かに最初拝見させていただいた時は本人がおっしゃるとおり。トップの位置からワンテンポいやツーテンポほど時間をおいて、しかもとても窮屈そうにクラブが降りてきていました。今回はゴルフ練習場(打ちっぱなし)でレッスンを実施。レッスン含め合計100球程打っていただきました。
かかと重心について。
重心とインパクトの関係。
重心と、インパクトと、トップが出てこない現象の密接な関係。
違和感や心地よい感触が、余計な思考を遮断する仕組み
心のあり様と、体の現象の関係。
などなど・・2時間ほどレッスンさせていただきました。打っては感想、提案。打っては感想、提案。・・を繰り返しすすめていきました。すると次第に体が納得されてきた様子で、ポツポツとスムーズにクラブが出てきました。非常に良いフィーリングが出てまいりました(まだ治ったわけではありません)。良い兆しが数度ありました。
あとは何回も、何十回、何百回、何千回もの同じ動作を繰り返していただく練習です。
最後にイップス改善の練習方法として、ちょっと異色かもしれませんが、バッティングセンターでバッティング、または野球のキャッチボールをおススメしました。また練習場では1本足で打つ練習もおススメしました。
後日経過報告をいただく予定なので報告楽しみです。
トレーニングサポート研究所
所長 松尾 明